Friday, August 5, 2005

グレイシャー国立公園

初めてのモンタナで、友達の結婚式、バックパッキング、それにもちろんフライフィッシングと割と忙しい六日間(先週の木曜日から今週の火曜日まで)となった。写真は公園の東側のメニーレイクキャンプ場の近くのスウィフトカレントクリークの滝の写真。スフィフトカレントレイクのすぐ下で急な岩盤を流れ落ち、このような滝となっていた。この公園はカナダとの国境に接しており、カナダ側にはアメリカ側の公園の5分の一ほどの面積のウオータートンレイク国立公園がくっついている。これらの公園はやたら広い。アメリカ側にあるメインとなる車の通れる舗装路は真ん中を東西に走るGoing to the Sun Roadのみと言ってよいくらい。あとはハイキングやバックパッキン用のトレイルがそこら中にいっぱいある。野生動物も豊富で、オオカミ、熊(ブラックベアー、グリズリー)マウンテンゴート、バッファローその他多数。この舗装路のハイライトはLogan Passという公園のど真ん中にある、日本風に言えばローガン峠というところ。鋭く切り立った頂上や、珍しい高山植物が多く見られる地域でここは絶対におすすめ。この公園は氷河時代に一面氷河に覆われていた山で、切り立った山の頂やU字型の谷と言った典型的な氷河による地形の形成の特徴が見られる。ちなみに私は日本で学部生時代に北海道大学で氷河の氷を研究する講座に所属していたこともある。この公園には今もまだ小さいながら多数の氷河のパッチがあちらこちらにある。今度行ったときにはそれらのうちの一つにぜひ近づきたいと考えている。

さてこの国立公園の西のボーダーは、ノースフォークとミドルフォークのフラットヘッドリバーだがこの両方ともフライフィッシングストリームだと聞き、当然両方を釣る機会を作った。で初めはミドルフォークから行ってみた。この川は河川敷がとても広く、サイドチャンネルに分かれているところが多々あった。水は超クリアー。でもウエイディングするとなると、幅が広いのでポイントからポイントまでの移動距離が結構あり、割と疲れた。で魚のいそうなところでちゃんと魚が出るのだが、小さい魚が多い。多分こういう川はオーモリさんが言ってたようにドリフトボートで下ると大分楽なんだろうね。で釣果はと言えばドライでウエストスロープカットスロートと、写真の魚(これブルトラウトだよね??ブルックかな?)ともに小さいやつ。それと、25センチぐらいのホワイトフィッシュをニンフで何匹もあげた。

その後バックパッキングへ行って帰ってきた日の午後、今度はノースフォークへ。今回はウエストスロープカットスロートを3尾あげたがやはり皆小さかった。写真の魚はこの日一番大きかったやつ(でも小さいね)。川の感じはミドルフォークと一緒。

と初めてのモンタナでのフライフィッシングをすることができたが、大きいのは今回は出なかった。

1 comment:

yokoyam3 said...

ブルックトラウトかブルトラウトかわからなかったやつ、ちょっとマジに調べてみました。これはブルックトラウトでした。腹びれ尻びれの端が白いのはどちらも同じだが、ブルトラウトは背びれに斑点が無いはず。この写真には背びれにはっきり斑点が写っているのでこれはブルトラウトではなくブルッキーでした。ブルックトラウトはモンタナの在来種ではなく、近年になって中西部や東部から移植された魚です。ブルトラウトはモンタナ、アイダホ、ワシントン、オレゴンあたりの在来種で、私の住むアイダホ州では数が減りすぎているため釣ったらすぐ逃がさなければなりません。という訳で覚えておこう背びれの斑点。