Thursday, October 27, 2005

手術体験記

手術、無事終了!という訳で生まれて初めての手術らしい手術のことちょっと書いてみます。子供のときに唇切って2針ぐらい縫うような手術をしたりお尻のおできを切られたりした手術を日本でしたけど、これらはみんな麻酔なしでやったから痛かった記憶がある。でも今度の手術はホント知らないうちに終わっていたという感じ。前日のブログにも書いたけど、今日の朝9時に予定されている手術に向け、昨日の夜11時半以降何も食べず、何も飲まずで朝6時前起床。朝7時に来いと言われていたのでその頃に受付にケリーと一緒に出向きました。今日の朝は雨が降っていた。病院というところはホントよく待たされるけど、この待ち時間が実際の手術よりずっと長く感じられた。朝7時に行ってまず待合室で約1時間待ち、手術前後の控え室(個室、テレビ付き)に案内されてあのお尻のでる割烹着の長いようなやつに着替えるように言われ、そこでまた1時間待つ。その間に看護婦さんが血圧やら体温を測る。そう、こちらの看護婦って日本みたいに頭に白い冠みたいなやつはつけてないね。それから今回新しいタイプの体温計が使われていた。あの耳の穴から赤外線でというやつとはまた違って、おでことかこめかみを金属の円盤でさっさと撫でるとすく体温が表示されるというもの。そうそう、今回初めて点滴というものにもつながれたが、これも多分始めは針を突き刺すのだろうが、そのあとは細いプラスティックの管を差し込んで点滴していた。ナノで差し込まれている部分も柔軟性があり、多分血管を内側から痛めたりしにくいという利点があるのだろう。で手術室にベッドごと運ばれたと思ったらあとは記憶にございません。で、気がつくとIt's all doneといわれ、えっ、もう終わったの?と言う感じ。気がついた時も痛みは全くなく、全く狐につままれた気分。でも始まる前にほとんど一杯だった点滴液の袋が、もうほとんど空になっていたのでこれが失われた時間を物語っていた。実際の手術は45分ぐらいで終わったらしい。でそのあとまたベッドごと手術前後の個室控え室に移された。ですぐ小用に行きたくなる。あれだけ点滴液が体内に入れられたのだから無理もない。個室に備え付けのトイレに行くため立ち上がると痛いかなと思いおそるおそる立ち上がってみたけど全然平気だった。そこで約1時間ぐらい様子を見て昼前までには家に帰ってきていた。一応家で安静にしているけど特に痛みも全くなく嘘みたい。明日の朝はまず一番上の厚いドレッシングを取ってシャワーを浴びてもいいと言われている。でその下に多分ステッカーのような薄いドレッシングがあり、これは1週間してから取るように言われている。で縫い目は体に吸収されるような糸を使っているので抜糸は必要ないそうだ。以前大学院生のときにルームメートのアメリカ人が誤って手を切ったので一緒に病院のエマージェンシールームに行ったことがあったが手当をされているときに子供みたいにぎゃーぎゃー泣きわめくのを見てびっくりした。アメリカ人が全部こういう感じとは思わないが、多分普通の人の痛みに対する許容度は日本人よりずーっと低い感じがする。こういう文化的背景もあるからか、痛みのマネージメントはすごいと思った。こんなに全く痛くないなんて、ホントうそみたい。

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