久しぶりに正月なので日本の友達に電話した。こっちは正月は元旦が休みなだけで2日から平常通り。アメリカではクリスマスが日本の正月の様なもので、この頃に親戚家族が集まる。で大晦日は友達とパーティーして元旦は寝坊。で翌日の2日には平常復帰というわけだ。日本ではこの逆でクリスマスが友達とパーティーで正月は親戚や家族と過ごす。日本では正月の方がメインなので、普通しばらく仕事も休みとなるわけだ。
で、正月ばかりは日本の友達も昼間うちにいるだろうということで久しぶりに一分3円以下のスカイプ電話で電話をかけてみた。いろいろつもる話もあるのだが、アルコール飲料の話になった。彼も小生同様かなり酒好きで、自然と話しているうちにそういう話題に行くのは成り行きというものなのだ。彼によると、日本ではいま「シングルモルトウイスキーがブームなのよ」という。そう日本てすぐそういうブームができちゃうんだよねという話になって、誰がそういうのを仕掛けるんだという話になる。そう、こういうのはウイスキー業界が仕掛けるんだろうなということになる。どうも日本にいるとはやっていることをやっているとかっこ良くって、そうでないことをやっているとダサイという雰囲気があるが、そういうのは本当は業界に踊らされているだけではないかという気もする。確かにアメリカにもこういう風潮が無いわけではないが、そういうのから自分を隔離したいと思えば簡単にできる。
これも以前ほかの日本の友人とスカイプ電話で話していた時のことだが、最近こちらでクロスカントリースキーをしてるんだという話をしていて、昔よく日本でダウンヒルのスキーに一緒にグループで行ったりしたことを思い出して「最近スキーに行ってる?」と聞くと、「行ってないよ、だって今スキー流行ってないもん」と言われてしまった。べつに流行ってなくても好きならやればいいじゃないかと思うんだが、彼はそうは思わないようだった。
4 comments:
5年ぐらい前にビールの消費が増え、ウイスキーの消費が減っているといってました。余ったウイスキーを何処に消費させるか。スコットランド政府と日本の商社がブームの仕掛人だと思います。
同感です。日本人は完全にマスコミ(特にTV)に洗脳されておりますので、本当に流行に対して右向け右の傾向が強いです。好奇心が旺盛という風にとらえることもできますが、結局お祭り好きなのでしょうね。政府も上手にマスコミをコントロールしております。こわっ!先日、久しぶりにT瀬に行ってきました。N小はなくなってました。Sさんの家の辺はまだ人が住んでました。M浦くんの表札はまだありましたが誰が住んでいるのかな?
こんにちは.
現在の日本の最も大きなブームは,“老いと死を考える”ことだと思います.
老いても健やかでありたい,子供や家族のお荷物になりたくない,やすらかな死を迎えたい...等々.
市場はリタイアメントが始まった団塊世代です.
シングルモルトウイスキーのブームはその一端ではないでしょうか.
メーカは酒飲みの言い訳に都合の良い数字
http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/kenkou/
をきちんと用意しています.まるでウイスキーが健康を約束してくれるかの様でお見事です.
少々高めのシングルモルトで団塊世代の小金を巻き上げるという構図が見えます.
以前,シングルモルトウイスキーを飲みながら,
“健康診断の検査数値が気になりだしたらこういうのを始めちゃうんだよね.”
と言った人もいましたがこの数字を見たのではないでしょうか.
“千の風になって”という死を主題にした歌が流行り,前世からの因縁,宿命,魂,をテーマにした霊能もののテレビ番組がゴールデンタイムに放映されています.また,健康維持の為のウォーキングが,ハイキング,本格的な登山に長じて山岳遭難する熟年者もいる様です.
このブームはまだまだ続きそうです.
まあブームもいいですが、そうやってお祭りするばかりでなく、あまり他人に振り回されずに自分らしく、しっかり自分の人生を歩んで行きたいと思っています。年男の独り言。
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