Tuesday, February 21, 2006

ワロワ川スティールヘッド探訪

かねてより、スティールヘッドの穴場ではないかと勝手に思い込んでいたオレゴンの川があった。ワタシの読みでは絶対釣れるはずだと釣りキチ各氏に声をかけ、やってきたのはここワロワ川。ボイジーから車で片道3時間ぐらいと割と近いのにアイダホであまり知られていない川。3日間の予定で総勢4名のグループ。初日は計3名で朝ボイジーを後にする。結局オレゴンに向けで走り出したのは朝11時ぐらいだった。ここまで来ると時間帯の関係で1時間ずれる。で、西海岸時間の2時くらいに宿泊予定のモーテルにつく。その日の午後に釣り始め、マエストロは大きなワイルドフィッシュを既にランディング。さすが!ワタシもスティールヘッドをフッキングし魚体を表面で確認したがティペット切れで残念ながらランディングならず。しかしいつものスティールヘッドトリップと違って初日から十分の手応えで気を良くしたのは言うまでもない。しかし本当にサムイ!しかし午後でも竿のガイドやフライ、リーダーが凍りまくり。これもあってティペットの結び目が弱くなっていたのか?この経験があったので、次の日にはティペット1X、ドロッパー2Xとワンサイズアップした。
さて二日目の朝、アフリカン氏が予定通り合流。しかし朝のうちは気温が超低く(零下7度くらい)川面には氷が流れており、フライもラインも氷に乗っかってしまいフライが沈んでくれない。しばらく試したがだめそうなので早めの昼食をとる。この様子はアフリカン氏のブログをご覧あれ。午後になって1時半ぐらいからやっと氷もだんだん少なくなってフィッシャブルな状況となる。そのような状況の中、アフリカン氏は快調なスタートでこのナイスフィッシュをランディング!ドロッパーのエッグパターンに来たさかな。これは彼の生まれて初めてのスティールヘッドであった。おめでとうございます!
これに刺激され、こちらもがんばらなくてはということで、さらに下流に歩きフラットな流れの場所を見つける。で午後なので日も傾き向こう岸が日陰になっている所を狙う。ここでしばらくキャストを続けた。である時着水とほとんど同時にストライクインディケーターが消えていた。ですかさずアワセると何とスティールヘッドではないか!このしたの写真がその魚。26インチ(66センチ)のメス。
水温が低い(摂氏1度)せいかあまりファイトは芳しくなかった。しかしやっと一尾ランディングして感慨ものであった。これもドロッパーのエッグパターンをパクリしていた。この時期のこの川では普通のニンフ釣りのようにしてストライクインディケーターをつけて大きめのビードヘッドとエッグドロッパーが常套手段。この後もホワイトフィッシュを数匹かけたりした。でもう一尾スティールヘッドをフッキングし、水面まで魚体を引っ張ってきたがバレてしまった。同じ場所で複数のフッキングをしたのでこの場所に俄然自信がわいてくる。しかししばらく何も起こらなかったのちょっと上流にいってまた戻ってきてみた。
そしてこのさかな。この写真は28.5インチ(72センチ)のメス。こいつは上のビードヘッドをヒットしていた。二尾も同じ所でランディングしてしまったので、今日はもう満足して駐車してある所まで戻る。マエストロもこの日3〜4尾ランディングした模様。この日はこれであがる。


さて3日目。この日も朝は非常に寒い。しかしモーテル脇では朝の氷はたいしたこと無いように見えたので、また上流へ。しかしだんだん曇り空になり、なかなか氷が消えないようなので、ずーうっと下流の州立公園内までいってみた。しばらく歩き回りやっと魚が居そうな場所を見つける。
まずマエストロがここで1尾。そのあとしばらくしてもう一尾。左の写真がここで彼があげたナイスフィッシュ。この下流の方は水温が少しだけ高く、魚も心なしか引きが強いようであった。

マエストロがこの2尾目と綱引きをしている最中に、ワタシのエッグパターンドロッパーにもヒット!これがこのトリップ最後の魚となったが、24インチ(61センチ)のきれいな魚だった。しかし寒くてほかの釣り人があまり居ないのも手伝ってか、今回のワロワ川は読みが当たって自分にとってはぜひまた訪れたい川となった。