Sunday, August 14, 2005

八月中旬のO川

はじめの写真はマエストロとチェックポイントで川の様子をうかがうワシ。写真を撮ってくれたのはこの日フライフィッシング初挑戦のアニシュ君。昼に入って、結論から言うとこの日は5尾ランディング。1尾目(46cmブラウン)をカディスラーバで、2尾目(46cmブラウン)をトラスティラスティパラスピナーで(ハウスオブハロップのフライ)、3と4尾目(46cmと40cmブラウン)をミッジクリップル(#20のドライ)であげた。そのあとバンクにあがって一休みしていると、かねてからボイジーに新しく日本から来た釣り気違いと噂の高いYさんに初めてお会いした。そして場所を二回移動した後最後の最後でボイリングライズの集団を発見し、表面近くに漂わせたフラッシュバックフェザントテイルを51cmのブラウンが食ってくれました(最後の花道でこれをランディング)。最後にでかいのがあがったので気を良くしてあがる踏ん切りがついたのだが、Yさんは目の前ででかいのをあげられたので踏ん切りがつかない様子(その気持ち、わかります)。そのあとも粘るというのでそこで別れました。この日はその他フッキングして外れたりティペットをきられたりすっぽ抜けたりが多数あり

この写真が1尾目だす。上にも書いたようにこれはプールの流れ込みの瀬ででかめのビーズヘッド(サイズ14ぐらい、オリーブ色)カディスラーバをストライクインディケーター(多分8フィートぐらい針の上)をつけて流したら2投目できました。この日はいつも行くポイントに昼頃はいり、散発的なライズがある中をとりあえず釣っていたが割と渋かったのでプールで釣っていたほかの面々を残して上流の瀬で釣り始めたらすぐきた。

そのあと同じところですぐあたりがあるも、ぐぐっときたが外れてしまった。ここはこのあとしばらく粘ったけどそのあとあたりなし。で少し下流の対岸で淀みになっているところで集団のライズを始めたのでそこに移動。よどみで割と渋く何かをすすっている様子なので、何を食っているかわからないがとりあえずハロップのトラスティラスティパラスピナーを6Xに付け替えて結び、ライズを目がけて投げてみた。するとこれがあったって2尾目。

これでしばらくやっていてもう一尾あげた後、何尾かフライを食うも外れたりティペット切れが何回か発生。しばらくするとこのフライも効かなくなってきた。水面をじっと観察するもいろいろ小さいのが流れてきていて何を食っているのやら。でもハッチがあるわけではない。そこで過去の経験からサイズ20のミッジクリップルをつけてみた。これがあたって今まで渋かった魚が何のためらいもなくこのフライをくわえてくれた。でこの4尾目をゲット。こいつはかなり元気なやつで、上がってきたらフライのフックが少し伸ばされていて、ハックルもはずれて使い物にならず。

もうひとつしかなかったこのフライを付け替え、反しをラジオペンチでつぶそうとしたら針先がポッキリ折れてしもうた!仕方がないのでバンクに上がって休憩。みんなも上がってきたのでちょっと他行ってみようと言う事になった。でそこでYさん登場。やあ始めましてという感じでそこから合流してもらった。その後上流のポイントに移動するも魚の活性低し。しばらくやってあきらめ、ずっと下流に移動することに。この下流のポイント、去年は夕暮れ時に非常によかったが、今年はいまいち。とりあえずそこらで入ってライズを発見するも非常にキャストが難しいところでライズしていた。しばらくトライしたがほとんど不可能と見てあきらめ、川の中を下流に歩きながらライズを探す。ずっと下流の瀬+カーブの辺りまで来てそこでしばらく観察。このとき太陽はもうすぐ山の頂に沈むころ。そのカーブの内側でボイリングライズの集団が現れた。どうも表面上ではなく表面下5cmぐらいのところで何かを食べている様子(背びれや尾びれが見えるが口は見えない)。で、フェザントテイルを結びリーダーにフロータントを針の上5cmぐらいからライン側につけ、フライを表面のすぐ下を漂わせるように何回かドリフトさせると案の定ぐぐっと来たのであわせると、この日最大のの20インチ(50cm強)!もう少し暗くなりかけたのでフラッシュを使い、色が少しつぶれた写真になってしまった。というわけで今日も大満足で家路についたのであった。

Thursday, August 11, 2005

ミドルフォークのボイジーリバー

いやもう木曜日になってしまった。先週末の釣行記を書かねば。この前の日曜日は朝6時に起きてマエストロとミドルフォークのボイジーリバーに行ってきました。去年は土砂崩れで道が閉鎖されたりで行かなかったけど、一昨年の夏は一度一人で訪れたことがある。とにかくやたら長い間砂利道を走って行った記憶があったが、今年は車が変わってアウトバックだから大分楽。ここは夏にきてウェットウエイディングするとこ。水はそんなに冷たくないし、気温は暑いので濡れてちょうど気持ちいい感じ。下流から川沿いの道を走り、貯水池が川になって少ししたところで試し釣り。こんなバッタがそこら中を飛び回っていた。

バッタのパターンを投げれば来るのはわかっていたが、あえてこれを使わずアトラクターやローヤルウルフを早瀬に流すと割と簡単に魚が出た。


Friday, August 5, 2005

グレイシャー国立公園

初めてのモンタナで、友達の結婚式、バックパッキング、それにもちろんフライフィッシングと割と忙しい六日間(先週の木曜日から今週の火曜日まで)となった。写真は公園の東側のメニーレイクキャンプ場の近くのスウィフトカレントクリークの滝の写真。スフィフトカレントレイクのすぐ下で急な岩盤を流れ落ち、このような滝となっていた。この公園はカナダとの国境に接しており、カナダ側にはアメリカ側の公園の5分の一ほどの面積のウオータートンレイク国立公園がくっついている。これらの公園はやたら広い。アメリカ側にあるメインとなる車の通れる舗装路は真ん中を東西に走るGoing to the Sun Roadのみと言ってよいくらい。あとはハイキングやバックパッキン用のトレイルがそこら中にいっぱいある。野生動物も豊富で、オオカミ、熊(ブラックベアー、グリズリー)マウンテンゴート、バッファローその他多数。この舗装路のハイライトはLogan Passという公園のど真ん中にある、日本風に言えばローガン峠というところ。鋭く切り立った頂上や、珍しい高山植物が多く見られる地域でここは絶対におすすめ。この公園は氷河時代に一面氷河に覆われていた山で、切り立った山の頂やU字型の谷と言った典型的な氷河による地形の形成の特徴が見られる。ちなみに私は日本で学部生時代に北海道大学で氷河の氷を研究する講座に所属していたこともある。この公園には今もまだ小さいながら多数の氷河のパッチがあちらこちらにある。今度行ったときにはそれらのうちの一つにぜひ近づきたいと考えている。

さてこの国立公園の西のボーダーは、ノースフォークとミドルフォークのフラットヘッドリバーだがこの両方ともフライフィッシングストリームだと聞き、当然両方を釣る機会を作った。で初めはミドルフォークから行ってみた。この川は河川敷がとても広く、サイドチャンネルに分かれているところが多々あった。水は超クリアー。でもウエイディングするとなると、幅が広いのでポイントからポイントまでの移動距離が結構あり、割と疲れた。で魚のいそうなところでちゃんと魚が出るのだが、小さい魚が多い。多分こういう川はオーモリさんが言ってたようにドリフトボートで下ると大分楽なんだろうね。で釣果はと言えばドライでウエストスロープカットスロートと、写真の魚(これブルトラウトだよね??ブルックかな?)ともに小さいやつ。それと、25センチぐらいのホワイトフィッシュをニンフで何匹もあげた。

その後バックパッキングへ行って帰ってきた日の午後、今度はノースフォークへ。今回はウエストスロープカットスロートを3尾あげたがやはり皆小さかった。写真の魚はこの日一番大きかったやつ(でも小さいね)。川の感じはミドルフォークと一緒。

と初めてのモンタナでのフライフィッシングをすることができたが、大きいのは今回は出なかった。