Monday, October 22, 2007

最終日にやっと釣り、デシューツのレッドバンド

前日の日曜日はメトーリアス川を見に行った。ハイキングをしてキノコをいろいろみつけ、旧道の峠を越えてシスターズの町に行き、おそばを食べたり(そば屋があってびっくり)フライショップを見たりしてその帰り道、メトーリアスの水源に寄り道してみた。この川は面白い。山の斜面に泉があってそこからいきなり川が始まっている。それも結構おおきな川。でもヘンリーズフォークの水源の一つのビッグスプリングスの方が多分水量は少し多そうな感じだった。この日は釣りをする時間がなかったが、今度来た時は挑戦してみたいところ。このあたりのフライショップで聞くところによるとメトーリアスは結構むずかしい川らしい。2〜3日じっくり釣ってみないと感じがつかめないそうなので、家族とロードトリップの今回は見送らざるを得なかった。残念!
さて今日は月曜日。チェックアウトを済ませ、デシューツに向かう。ついてみると月曜というのにアクセスポイントに車が10台ほど停まっている。ついたのは午後1時半ぐらいだったか。でも川も大きく、釣れる範囲も広いので川に出てみるとそんなに混んでいるわけでもない。しかしとにかく幅が広い川だ。駐車場であった他の釣り人(シアトル近辺在住)によると、昨日あたりダムの放水量を増やし、増水しているそうだ。車を停めて一家で歩き出す。ケリーと犬たちはこのあたりでお散歩するという予定。自転車があるともっといろいろ回れそう。さて一応スティールヘッド狙いなので始めはシンクティップを付けてスイングさせていたのだが、全くあたりもなく時間も限られているので、スティールヘッドとトラウトが両方狙えるストライクインディケーターを使ったニンフィングのリグに変更。
1時間半後ぐらいにやっとヒット!ドロッパーのエッグパターンにきた。流れが速いリッフルを流したとき、インジケーターがふっと止まった。アワセた、乗った、スティールヘッドほどでは無いが結構いい引き!ラインを出してリールを唸らせる。しかし竿は7番でティペットは1Xなのでぐいぐい寄せることができた。上がってみると17インチのまるまる太った野生のレッドバンドトラウト!写真の様にヒレも赤黒い強者であった。
こういうでかい川はやはりでかいフライかな?とにかく限られた時間の中で割とまともなサイズが釣れたので一応満足して家路についた。ここからうちまで6時間強のドライブ。うちからイエローストーンに行くのと同じくらいの時間だが反対の方向だ。今後はこの川もいろいろ試してみたい。しかしとにかくでかい川なので、こういうところはやはりスペイロッドがあった方が楽だろうね。

Sunday, October 21, 2007

苔むす雨林と雪の峠

日曜日はやっと晴れたので、ユージンとは反対側(東側)にドライブしてみることにする。来た道と違って旧道で上がって行ってみた。途中のトレイルヘッドから歩いて入ってみる。なんと湿っていること。まさに苔むす大木や溶岩のフィールド。このハイキングコースには途中滝が二つある。上のほうの滝は水が落ちてくるのだが、その下の滝壺でおしまい。そこから地中にしみ込んでしまうのでそのあとは川になっていない。いろいろなキノコ類を見ることもできた。

倒れた木の幹には、なめこも生えていた。この写真のキノコもどうも食用になり、うまいらしい。この辺に住んでたら、キノコ狩りを趣味にすることだろう。土曜日にユージーンのスーパーでも見たが、なんとこの辺にはマツタケもあるようだし、、、

色鮮やかでオレンジの珊瑚礁の様なキノコ。同じ形で少しあせた黄色の様なやつも見た。






苔にうずもれたキノコの頭が見えたので引っ張りだしてみるとこれ。マツタケに似てるな〜、、、たべれるかな?とにかく持って帰る。




旧道の峠(この地点で1,500メートル強)から望むThree Sisters。3,000メートル級のピークが三つとなりあわせてあり、これをこう呼ぶ。North Sister, Middle Sister, South Sisterと三つあるが、真ん中は手前(North)に隠れて見えていない。このあたりには3,000メートル級の山が結構ある。みんなこの日は昨日まで降った雪をかぶって真っ白になっていた。

Saturday, October 20, 2007

雨または雪

山のこちら側に来てからほとんど途切れなく雨が降り続けていた。今日土曜日は自分だけ別行動で山の反対側まで戻って釣りをしようと決め、一晩中降り続けてまだ降っている雨の中、山を峠の方に走り始めた。でも、15分も行かないうちに雨は雪に変わり、それからどんどん雪が深くなってまわりも真っ白な雪景色になる始末。しばらく行ったがかなり道路が滑る様になってきたので、峠を越えてちょっと行ったところで引き返すことにした。これでゴリ押しして釣りに行き、帰りが遅くなったりすると峠はもっと危なくなるだろうから。結局この日はまたユージーンに行ってタイ料理屋に行ったり、例の喫茶店でうだうだしたりとのんびり時間を楽しんだ。山のこちら側はボイジーと違って湿度が高く、お肌にも潤いがでる様な感じだ。

Friday, October 19, 2007

温泉とウィラメットバレー

泊まったロッジの温泉プール。日本の温泉感覚からするとちょいぬるめだが、プールの様に長く入るならちょうどいいかもしれない。ここからユージーンまでは山を下って1時間と近い。とにかくこの道のりでここまで来たが、まだユージーンに行ったことがないので今日はこの町を探索することとする。この町にはUniversity of Oregonがある。こういう大学町って好きなんだよね。ロッジは標高1500フィートぐらい。ユージーンの町は600フィートも無いようだ。とにかくユージーンは谷の底の平野の一番どん詰まりにある。この平野に流れるのはウィラメットリバーであり、これとコロンビア川との合流点がポートランドだ。最近はウィラメットバレー産のピノ•ノワール種の葡萄を使ったワインがかなり人気。ちなみにこのウィラメットリバーが作り出した平野はアメリカで一番肥沃な土地とされており、1800年代に大量の移民が東部や中西部からオレゴントレイルを通って当時まだ未開の地だったこの辺に移り住んできた。ボイジーはこのトレイルの西への経路だった。

ユージンのオリーブ通りの北端にあるアレンブラザースというカフェを偶然見つける。こういう気取らないヒッピーがたむろしそうな茶店はリラックスできて好きだ。で、コーヒーではなく、お茶を飲む。ポットで頼んでお茶を飲む。ポットだからしばらくある。全部飲んじゃったあとは、もっとお湯を入れてもらえばもうポット一個分時間をつぶせるというかこういうところでうだうだするのを楽しめる。ネットサーフィンをしてもいいし、people watchingをしてもいい。無料の小冊子やローカル新聞に目を通したりと、、、時間がゆっくりと過ぎて行くのだ。あてもなく、気の向くまま。

Thursday, October 18, 2007

オレゴンの雨林地帯へ

うふふ、雨です。西へ向かいます。木、金、月と土日をくっつけて自分で5連休にし、沙漠から太平洋岸の雨林地帯へ。もうオレゴンは雨期に入ったようだ。一家そろって雨林地帯へ。



6時間後にオレゴンのベンドへ到着。まだ沙漠ではあるが、ボイジーと違って木(ジュニパー)が沢山生えている。この街の標高は3500フィート程度。ボイジーは2600フィートぐらいだからそれよりほとんど1000フィート(〜300m)程度高い。ハイ、知らない町に行ったらぁ〜、まずドコへ行くか??そう、フライショップ!ベンドに入ってペイシェントアングラーに直行!オーナーのピーターから釣り場、アタリフライ、町のレストラン街等の諸々情報をくまなくきいた。で、この情報を元に寿司バーに行くことに。レストラン、ディープのサンプルプラッターの図。ピーターによるとベンド周辺はフライ天国だ!とにかくデシューツとメトーリアスがプライオリティーとしては一番とニ番。一家でロードトリップなのでこのプライオリティーでなんとか釣りができればというところ。

ここからまた西にむけて走る。ここからまた雨。とにかく激しく降る。峠を越えてまた雨。もう暗くて景色など何も見えないがとにかく雨。やっと雨林地帯側の温泉宿に。とにかく雨、雨、雨。コテージにチェックインしても屋根に落ちる雨の水音が寝入るまで記憶に残っている。朝起きると一応その水音だけはもう無い。外に出るととにかくでかーい、たかーい木だらけだ。宿は峠の西側なので降水量もベンドよりずっと多そうで木の種類も違う。アイダホでもベンドでも木がある所はあったがこんない高くはならない。

ペイシェントアングラーで仕入れたフライを整理する。大体デシューツのスティールヘッド用か、メトーリアスのドリー用。このうちのいくつかは、針のアイがついているところから実際フックがついているところまでの間がメリアスで繋がっている。緑のキラキラ頭はドリー用。これオワヒで使ってみても面白いかも!?でもこれ最低でも7番の竿じゃないと振れないね。

Sunday, October 14, 2007

ひつじをめぐるボウケン

うちから車で2時間ちょっとのスキーリゾート地、ケッチャムとサンバレーのエリアではほとんど一年中いろいろな催が行われている。以前から行きたいと思っていたひつじのお祭りを今年は見逃さなかったので、ちゃんと宿も取って一泊二日のウイークエンドトリップを組んだ。金曜日から始まっていたのだが、土曜日の昼頃出て午後に到着。いろいろデモンストレーションもあったがまずはこのひつじの毛を刈るやつを見た。ひつじって本当に従順な生き物でひっくり返されたらこの様に何の抵抗もしない。

ヘイリーとケッチャムの町で催物がいろいろ行われているのだが、なんと言ってもメインイベントは日曜昼のひつじパレードである。これが始まるのを首を長くして待ち受ける観客たちの図。


ケッチャムのメインストリートを通行止めにして、ひつじの群れが通りを埋め尽くすのだが、これが始まる前に当然いろいろ前座が登場するのだ。羊飼いという職業はなかなかなり手がいないらしく、昔はスコットランド移民、そのあとスペインのバスク地方からの移民、そして今は南米のペルーから来た人々が主役となっているらしく、これらの民族ダンス、音楽等がパレードの前座となった。


前座が一通り終わり、約1時間後にやっと主役登場!町のメインの通りがひつじ色で埋め尽くされる壮観な光景!




これだけひつじが通れば当然ウxコもするわけで、ひつじの群れが去ると即路上清掃車が三連で清掃パレード。しかしもう一度三連でUターンしてこないと全部はカバーできましぇーん!ひつじはこの時期夏の草食み場から冬の居場所に移動することになっているらしいのだか、これでやむなく街中を通らなくてはならず、この落下物に今はもうリゾートタウンと化したこの町の人々から毎年苦情が出ていたのを観光目的にお祭りにしてしまったといういきさつを聞いた。

さて、日曜の夕方、祭りも終わり家路についたのだが、この帰りの道ばたで多分同じ群れと思われるひつじさんたちの南下に再遭遇。これがナチュラルな移動なんだね。馬に乗ったペルー人と、ひつじをまとめる犬たち。こういう人たちもアイダホにいるんだね。社会科のお勉強になりました。

Sunday, October 7, 2007

混んでるサウスフォーク

今年のサウスフォークのボイジーリバー、冬の流量に下がるのが例年になく早く、すでに300cfs。久しぶりにマエストロと昼頃川に向かう。天気はよいが結構寒い。これじゃホッパーを使うにはもう遅いか!?川に着いてみれば、いいポイントにはほとんどんど全部と言っていいほど既に人が入っている。こんな混んでるサウスフォーク見たこと無い。ちょっとうんざり。ダムのすぐしたでライズしているが、三人並んでこれを釣っているので入る余地なし。それから下の方までずっと見ながら走ってみたがずっと人で埋まっている。ライズも無いのでニンフで始める。ほどなくタンデムのニンフリグのカッパージョン18番にこの14インチが来てくれた。その後ちびちゃんが何匹か釣れたが、その他特にめぼしいヒットなし。この日の釣果はこれ以外特筆するものは無かった。
コッカニーサーモンの産卵の為の遡上ももうそろそろ終わりだ。この日は産卵を終えて死んでいるコッカニーサーモンにもお目にかかれた。帰る前にまたダムしたに行ってみた。ライズは既に終わっていた。でも水に入ってみるとコッカニーサーモンの産卵床に赤い魚が群れている。こんなに近くで見たのは初めてなので面白かった。この時期はこの卵のおこぼれを産卵床の下で待ち構えて食べているレインボーもいるはずなので、エッグパターンも有効なのではと思ったがもう時間切れでこの日はこれは試さなかった。そのうちやってみよう。