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毎年4月にアイダホ州スタンレー市近くのサーモン川に日帰りスティールヘッド釣行をしてこれで3回目になるのだが、前の二回はともにボウズに終わった。去年来た時は最初に来たときよりかなり水量が少なく、誰も釣れている人がいなかった。ここは天気がいいと非常に混む。今回は曇りで雪が降る予報。山には例年になく大量に雪が残っている。これが溶け始めると水量がどっと増えるのは目に見えているが、まだこれが本格的に始まっていないと読んで16日の日曜日に行くことにしたわけだ。で、行ってみると天気のせいでそんなに混んではいなかったし、水量もそんなに増えていない。水も全く濁ってはいないというなかなかいいコンディション。空は曇りで雪が時折ちらつく絶好のスティールヘッド日和であった。昼過ぎに釣り始めて橋より下流に入る。しかしなかなか魚も見つからないし、マエストロでさえアタリが無い。この写真の魚、多分孵化場から放流された鮭の稚魚ではないかと思われる。ずいぶんでめきんみたいだが形はマスのような感じだった。
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二時半過ぎに流石はマエストロ、このワイルドフィッシュをあげてやっとアイスブレイク。そんなに大きくはなかったがきれいなワイルドフィッシュ。こちらは相変わらずスティールヘッドには見放されていたが、放流されたスティールヘッドの稚魚(15センチぐらいのニジマス)がアグレッシブにストライクインディケーターをアタックしてきてこれで結構遊べた。前2回はこのような稚魚に出くわすことはなかったが、今回は一杯お目にかかった。たまにグローバグやプリンスニンフをくわえてくれたので実際竿を曲げたりもできたし、、、んーでもスティールヘッド釣りにきたんだよなー、、、で4時ぐらいになってやっと見切りを付けて橋の上流に向けて移動開始。どうも上流の方が釣れているようだ。
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橋の上流でなんと知り合いのフライショップのオーナー、
ウエインに遭遇!お互いにびっくり!この日に使ってた竿はセージXP7番、四本継、9フィート半のブランクからウエインにつくってもらった竿。彼はプロフェッショナルロッドビルダーなのだ。セージの完成品よりずっと作りがよくて、おまけに安上がりと来ている。彼は2人の息子と釣っていて、あったときに息子の一人がちょうどこの魚をランディング。私もここら辺りで粘ることにする。
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でもなかなかアタリが無かったが、やっとストライクインディケーターが底にかかったようにディップしたのでアワセると、んん、なんとスティールヘッドだー!これを大事に大事にランディングしてめでたくアイダホ州内での初スティールヘッドとなりました!三度目の正直であります。ウエインに勧められたオレンジビードヘッドのストーンフライニンフを食っていた。22.5インチ(57センチ)のオスでありました。このセクションは4月の末までオープンしてます。という訳でやっとサーモンリバーのスティールヘッドを一応制覇できてうれしい限り。