Monday, April 17, 2006

三度目の正直で

毎年4月にアイダホ州スタンレー市近くのサーモン川に日帰りスティールヘッド釣行をしてこれで3回目になるのだが、前の二回はともにボウズに終わった。去年来た時は最初に来たときよりかなり水量が少なく、誰も釣れている人がいなかった。ここは天気がいいと非常に混む。今回は曇りで雪が降る予報。山には例年になく大量に雪が残っている。これが溶け始めると水量がどっと増えるのは目に見えているが、まだこれが本格的に始まっていないと読んで16日の日曜日に行くことにしたわけだ。で、行ってみると天気のせいでそんなに混んではいなかったし、水量もそんなに増えていない。水も全く濁ってはいないというなかなかいいコンディション。空は曇りで雪が時折ちらつく絶好のスティールヘッド日和であった。昼過ぎに釣り始めて橋より下流に入る。しかしなかなか魚も見つからないし、マエストロでさえアタリが無い。この写真の魚、多分孵化場から放流された鮭の稚魚ではないかと思われる。ずいぶんでめきんみたいだが形はマスのような感じだった。
二時半過ぎに流石はマエストロ、このワイルドフィッシュをあげてやっとアイスブレイク。そんなに大きくはなかったがきれいなワイルドフィッシュ。こちらは相変わらずスティールヘッドには見放されていたが、放流されたスティールヘッドの稚魚(15センチぐらいのニジマス)がアグレッシブにストライクインディケーターをアタックしてきてこれで結構遊べた。前2回はこのような稚魚に出くわすことはなかったが、今回は一杯お目にかかった。たまにグローバグやプリンスニンフをくわえてくれたので実際竿を曲げたりもできたし、、、んーでもスティールヘッド釣りにきたんだよなー、、、で4時ぐらいになってやっと見切りを付けて橋の上流に向けて移動開始。どうも上流の方が釣れているようだ。
橋の上流でなんと知り合いのフライショップのオーナー、ウエインに遭遇!お互いにびっくり!この日に使ってた竿はセージXP7番、四本継、9フィート半のブランクからウエインにつくってもらった竿。彼はプロフェッショナルロッドビルダーなのだ。セージの完成品よりずっと作りがよくて、おまけに安上がりと来ている。彼は2人の息子と釣っていて、あったときに息子の一人がちょうどこの魚をランディング。私もここら辺りで粘ることにする。
でもなかなかアタリが無かったが、やっとストライクインディケーターが底にかかったようにディップしたのでアワセると、んん、なんとスティールヘッドだー!これを大事に大事にランディングしてめでたくアイダホ州内での初スティールヘッドとなりました!三度目の正直であります。ウエインに勧められたオレンジビードヘッドのストーンフライニンフを食っていた。22.5インチ(57センチ)のオスでありました。このセクションは4月の末までオープンしてます。という訳でやっとサーモンリバーのスティールヘッドを一応制覇できてうれしい限り。

Wednesday, April 12, 2006

あふれる水

貯水池一杯になった水は、この穴からこぼれ落ちる。普通は底の方から抜かれた水が放水されているが、水がいっぱいになってくるとそれだけでは間に合わないのだ。ダムの下流は通常底の方から抜かれた水が流れているため、水が冷たく鱒類の生息に適した環境が人工的に作られるのだ。これをアメリカではテールウオーターという。しかし今回の様に表層からの比較的暖かい水が下流に流れてしまうと、ここに生息している鱒類への影響が心配される。
穴に落ちた水はこの放水口より勢いよく噴射されていた。普段はここから水が出ることはないのだが、、、

Friday, April 7, 2006

洪水状態

O川のダム下流量、昨日からついに断続的に10,000cfsを突破!これで過去73年の最高記録を更新したのではないか?このグラフの上の緑の線は、公式な洪水のレベル。

Monday, April 3, 2006

O川の流量、ついに4490cfsで増加中


以前のO川の流量レポート以来、2400cfsあたりで安定していたが、そろそろ春の雪解けで更なる貯水池への流入が始まり、今日の昼ごろでなんと4490cfsという状況である。グラフ(対数目盛り)で見てもわかるようにこれはさらに増加中である(青い線)。ちなみに下の赤い三角は過去73年間のメディアン値。こうなるとたぶんダム下は洪水状態でしょうな。今度見に行って見よっと。
4月と5月はアイダホのめぼしい川は釣りができない規則になっているので、この時期にオレゴンのO川がこの状況ではどこにもいくところがない!とほほ、、、