Sunday, October 14, 2007

ひつじをめぐるボウケン

うちから車で2時間ちょっとのスキーリゾート地、ケッチャムとサンバレーのエリアではほとんど一年中いろいろな催が行われている。以前から行きたいと思っていたひつじのお祭りを今年は見逃さなかったので、ちゃんと宿も取って一泊二日のウイークエンドトリップを組んだ。金曜日から始まっていたのだが、土曜日の昼頃出て午後に到着。いろいろデモンストレーションもあったがまずはこのひつじの毛を刈るやつを見た。ひつじって本当に従順な生き物でひっくり返されたらこの様に何の抵抗もしない。

ヘイリーとケッチャムの町で催物がいろいろ行われているのだが、なんと言ってもメインイベントは日曜昼のひつじパレードである。これが始まるのを首を長くして待ち受ける観客たちの図。


ケッチャムのメインストリートを通行止めにして、ひつじの群れが通りを埋め尽くすのだが、これが始まる前に当然いろいろ前座が登場するのだ。羊飼いという職業はなかなかなり手がいないらしく、昔はスコットランド移民、そのあとスペインのバスク地方からの移民、そして今は南米のペルーから来た人々が主役となっているらしく、これらの民族ダンス、音楽等がパレードの前座となった。


前座が一通り終わり、約1時間後にやっと主役登場!町のメインの通りがひつじ色で埋め尽くされる壮観な光景!




これだけひつじが通れば当然ウxコもするわけで、ひつじの群れが去ると即路上清掃車が三連で清掃パレード。しかしもう一度三連でUターンしてこないと全部はカバーできましぇーん!ひつじはこの時期夏の草食み場から冬の居場所に移動することになっているらしいのだか、これでやむなく街中を通らなくてはならず、この落下物に今はもうリゾートタウンと化したこの町の人々から毎年苦情が出ていたのを観光目的にお祭りにしてしまったといういきさつを聞いた。

さて、日曜の夕方、祭りも終わり家路についたのだが、この帰りの道ばたで多分同じ群れと思われるひつじさんたちの南下に再遭遇。これがナチュラルな移動なんだね。馬に乗ったペルー人と、ひつじをまとめる犬たち。こういう人たちもアイダホにいるんだね。社会科のお勉強になりました。

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