Monday, August 14, 2006

ヘンリーズフォークは今日もタフだった(最終日)

ペンタックスの防水デジカメは受け取って2週間もたたないうちにビデオモードにするとすぐ変なノイズを発するようになったので送り返し、交換品を待っている間調子の悪かった富士のデジカメが2回目の修理から戻って来たのでこれを防水ケースに入れて今回持って来たのだが、またフラッシュモード変更や接写モード変更するボタンが効かなくなって(前と同じ症状)結局最終日にはあきらめて持ち歩くのをやめた。というわけでこの日の写真はなし。まあ大きな魚が釣れたわけじゃないからいいけどね。まったく今回はカメラも調子悪いし、メールオ−ダーで来るはずだったLL Beanのウエイダーズも届かず、急遽オービス(店がボイジーにある)のを買うコトにしたがこれも自分のサイズがなかったのでレンタルのやつをただで貸してもらったのだが、これに漏れがあることが初日に判明したりと色々つきがない釣行だった(同じく釣果も、トホホ、、、)。でも他に釣れていた人も見なかったのでこれでもいい線行ってたのかも。

とにかく今日はベッドでゆっくりと寝れたので寝覚めのいい朝。またシャワーを浴びてのんびり朝を楽しむ。色々な器具の不具合に加え、携帯電話の充電器のコネクターまでイカれて来たので時計を持っていない私には時間もわからなくなって来てしまった。まあいっか、別に急ぐわけじゃなし。チェックアウトしてまたトラウトハンターへ。朝食は今日は少し小さいものを注文。ウエイトレスのベッカちゃんとも今日でお別れ。聞いてみると彼女もボイジー出身で夏の間ここで働いているんだと。来週から大学が始まるんで、今週末に学校のあるコロラドまで戻らなきゃならないそうで、ちょっと落ち込み気味なんだって。

さて、これでラストチャンスを後にし、今までの滞在を通して一番魚の気配が感じられたウッドロード16へまた向かった。着いたのは朝10時ころ。3人ぐらい既に釣っているが、誰も釣れていない。でもライズはちらほらあり。この日もピーカンの晴天。少なくとも朝のうちは風なし。水に入って水面の様子を伺うと、羽蟻の流下あり。小さい黒い羽蟻と、ハニーアント(焦げ茶色で大きい)が混ざっている。それにベタスのスピナーとPMDのダンとスピナーが混ざっているという感じ。はじめのうちはキャリベタスのダンもいたのでそのフライパターンから始めて見た。この朝は風もなく、割とドリフトも決められた(つもり)。でも魚はフライを見に来るが、鼻で突っついたり、イルカのように背中を出してそれにフライを乗っけてみたりと、全くこっちは遊ばれてるって感じ。本当渋い奴らだ。でもこうやって遊ばれちゃった魚はそんなに大きくなくて、せいぜい14インチぐらいだったかな。ここには岸沿いに藻が沢山生えていて、その上をゆらゆらと10センチぐらいのヒルが流されているのも目撃。黒のウーリーバガーとかも有効だったかもしれないが、例の「ヘンリーズフォーク」、「ドライフライの聖地」と言った言葉が頭にちらついてそこまで踏み切れず。ハニーアント流下時にCDCのハロップハニーアントも試してみたが、食べてくれず。流れてくるハニーアントを見てみると、透明な羽が水面にぴったり張り付いているが、ボディー自体はプッカリ浮いて完全に水面上という姿勢で流れてくるものが多い。こういう浮き方をするハニーアントを考案しなくてはいかんなという感じ。で、試しにまた働きアリを使ってみると、数投めで食べてくれてこれをランディング。11インチのレインボーだった。でもここの魚はこんなサイズでも強いので結構ファイトが楽しめる。でも周りを見ても誰も釣れていない。ということはこんなもんでも割といい線行ってるのかも。そのあとしばらくは粘ったが後は不発。まわりで釣ってるじいさんたちも誰も釣れてない。そして風。あがったのは午後二時半ぐらい。まあこんなもんだろうと見切りを付けて家路に着くことにした。

あんまり釣れなかったヘンリーズフォークだったが、たまにはかみさんも釣りの相棒もなしで一人で放浪しちゃうっていうのもなかなかいいもんだ。

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