Tuesday, July 31, 2007

Kinnickinnic River in Wisconsin

先週ミネソタ州に会議でいった。ボイジーから東に飛行機で3時間。時差も1時間ある。その辺りにトラウトストリームはないかとインターネットで調べたフライショップ(写真)に電話し、あらかじめ調べを付けておいた。スーツケースには普通の着替え等に加え、道具一式もなんとか納めた。日曜の夕方まずちょっと下見。車で40分くらい南東に走って、ウィスコンシン州のこの川に着いた。川のまわりには木が生い茂り、アイダホの辺りと違って「米国中西部の川」である。この日は時たまライズする魚を確認したが、フッキングには至らず。ここは大都市(ミネアポリス)から近いので、かなりのフィッシングプレッシャーがあると思われる。
フライショップの情報によると、朝早くにトライコのハッチがあるとのことなので、月曜の朝3時起きで会議の前にひと釣りすることにした。写真はまだ暗いうちに東に向かって高速道路を走るの図。



日曜とは違う場所に入り、色々探索してみる。入ったところはかなり浅く、しばらく上流に歩いてもこの浅さは続く。途中で鹿に出くわしたりビーバーが目の前を木の枝をくわえながら泳いで行ったりとワイルドライフ満喫の朝。しばらく歩いた後魚の気配に遭遇。そのすぐ上流にビーバーダムがあり、この小さな川の中で早い流れがこのプールに流れ込んでいる絶好の条件の場所を発見。

ビードヘッド•カディスラーバをプールの流れ込みにドリフトさせるとこの写真のブラウン君が釣れました。小さい川にしては割とまともなサイズなのでこれで満足してホテルに帰ることにした。

Friday, July 20, 2007

日本酒の燗

アメリカに18年以上住んでいるが、日本語はちゃんと忘れていないつもりだ。でも相づち等で最近 I see とか you know とか出てしまうのでこれはしょうがないと思うが。ところで最近かみさんとボイジー市内の寿司やに行った。ここはタイ人がオーナーでカウンターの中の寿司シェフもタイ人。でウエイトレスがきて日本人かと聞くので「そうだよ」と答えると急に彼女は日本語になった。聞くと小学校から短大まで日本で過ごしたという。お母さんが日本人なのだそうだ。日本語はほとんどおかしいところがなかったが、お酒を頼む段になって、「熱燗にしますか、冷や燗にしますか?」と聞かれた。そこでよせばいいのにちょっと日本語の講義をこのハーフの女の子にしてしまった。
大体「燗」をつけるというのはお酒を温めることなので、温かさの度合いを示す言葉を始めにつけて「熱燗」とか「ぬる燗」という風には言うのはかまわないが、「冷や燗」というとおかしな話で「冷たい」というのと、「温める」といういう意味の二つの言葉が矛盾してしまう。でも彼女によると、以前日本の居酒屋でアルバイトをしていたときに若い従業員たちはみんなこういう言葉を使っていたのだそうだ。近頃日本に行っていないが、日本の日本語かなり変になってるんじゃないか?

Sunday, July 15, 2007

projects around the house...

今週末はおとなしく家にとどまって前々からやらなくてはと思っていた諸々のことを片付けることにした。このごろボイジーは非常に暑く、連日華氏100度以上(摂氏約38度以上)の最高気温が続いている。乾燥した熱さだからそう気持ち悪くはないのだが、ここまで熱くなるとやはりちょっと脳に来る感じだ。おまけにこの暑さと乾燥した空気の為にアイダホの山ではあちこちで山火事が起こっているらしく、ロッキーの谷の平野上にあるボイジーでは最近空気の質が悪い。山火事の煙が谷に淀んでいるかららしいのだ。さて、今日のプロジェクトの一つは以前ebayで定価の半額近くで手に入れたApple AirPort Expressのセッティングをすることだ。うちでは家の中にインターネットのワイヤレスネットワークが設置してあるのだが、ソースはケーブルで、そこからケーブルモデムを経由してNetgearのWGT624(上の写真)にて2.4GHzの電波にして飛ばしている。これをWiFiカード内蔵のApple Powerbookで使っているのだが、AirPort Expressがあればワイヤレスの届く範囲も延長できるし、リモートのスピーカーとかもつなげていいなと思ったわけだ。
AirPort Express(写真)のマニュアルによると、AirPort Setup AssistantというOSについてくるソフトウエアを使ってセットアップしろと書いてあったが、どうもこれではNetgear-AirPort Express間の設定ができないようだ。アップルは自分の会社の製品間の接続は非常に簡単なのだが、たまにこのような他社の製品との接続に関して不親切なことがある。結局第一段階は既存のNetgearのワイヤレスネットワーク以外に、独立したAirPort ExpressとPowerbook間のワイヤレスネットワークの二つができてしまい、リモートのスピーカーを使っている間はインターネットの方に接続できないというおかしな話になってしまったのだ。こうなると当然インターネットラジオをリモートスピーカーでならすという様なことができないので魅力半減だ。そこで、グーグルで"netgear airport express"と打って検索してみると、、、あったあった!やっぱり同じ様なことで困ってる人がいるんだね。色々サイトが出てきたが、このサイトに書いてある手順に従うと既存のネットワークを延長し、なおかつリモートスピーカーも使える様になった。セキュリティーの設定に関してこの手順とは少し違ったことをやらざるを得なかったが、なんとか作動までこぎ着けた。
これでこのリモートスピーカーもワイヤレスネットワークでつながり、尚かつPowerbookもインターネットに接続したままにできる!これでOne down and next.



さて、次のプロジェクト。以前ポストしたパンテューンボート、オールがホルダーから滑り落ちない様にこのようなストッパーリングがついているのだが、これだけだとパドルが入水する際にオールの握り方によって入水角度が変わってしまう。以前このボートのメーカーで働いていたことのあるアイダホアングラーのティムによると、これを防止する様なOarRightという製品があってこれに取り替えるといいよということだった。これもメールオーダーでずっと前に買ってあってずっと机の上に放ってあったのだが、これも気になっていた。

やっと日の目を見たOarRight! でも使わなくっちゃわからないね。このホルダーのギャップに突き出しているプラスティックがミソ。これで特許をとってあるらしいがなかなか賢いアイディアだね。その他いろいろ気になっていることを片付けて終わってしまった週末だったが、たまにはこういうのも必要だから仕方がない。

Sunday, July 8, 2007

Owyhee in the morning to mid-day

最近オワヒのイブニングがいいのはわかっているのだが、今日日曜日はケリーがシアトルから夜帰ってくるので、朝のうちに行ってみてどういう状況かわからないが釣ってみることにした。今日の相棒はハンガリアンのベニー。とにかく朝7時頃お互いに電話をかけあって起こそうと前の晩に申し合わせておく。で、川に着いたのが朝9時半ぐらい。最近朝来ていないので、偵察のためどういう感じか下流からダムの方まで一通り見て回った。ところどころ下流の方ではライズも有る様なので、その辺で川に入る。あまりちゃんとしたライズもない様に見えたので最初はニンフの釣りを試みる。しかしこれで反応がなかったので、少し歩き回るとたまにライズを繰り返す一群を発見!歩き回る間、PMDのメイティングダンスを昼前まで確認したが、水面上でのハッチはない。たまにスピナーが流下してくるが、割とたまにしか発見できなかった。で、まずパラスピナーをためすがそれははずれ。次にミッジも試したがこれもはずれ。ニンフを水面直下でドリフトさせるのもだめ。で、どうしようか考えたあげく、働きアリ(ジミーの傑作パターン)を試してみることにする。これに換えてライズのタイミングやフィーディングレーンをあわせるため数回キャストしたあと、このお魚が釣れました。15インチの綺麗なブラウン!この時点でベニーはまだ釣れていない。ティペットは6X。
どうもオワヒのこの時期の昼間は働きアリで決まりのようだ!まだライズを続けている他の魚にこれを試してみるとまたもやヒット!なかなか上がってこないし背中に赤い斑点が有る様に見えたので、スレで背中に引っ掛けちゃったかと思いきや、フックはちゃんと口の中で背中はこのような痛々しい傷口だった。多分オスプレーとかヘロン等の鳥にアタックされたのだろう。

しかしこれが久々のナイスサイズで、19インチ!でもひょろ長い体型だね。







今日のあたりフライは働きアリ!ジミーのブログを見て自分で巻いてみました。これホントよく効きますよオワヒでも(というかほとんどどこでも効くみたい)。ジミーに感謝!



こうして快晴の真っ昼間にドライフライで2尾立て続けにランディングできたので気を良くし、ちょっとベニーの様子を見に行ってみた。ライズをしている魚を見つけたようだが、まだフッキングにはできていないとのこと。で、手持ちの働きアリを分けてあげる。そしてフライを換えて第1投目でこの様にフッキング!恐るべし、働きアリ!ベニーはこれをランディングしてご満悦(16インチのナイスブラウン)。

Saturday, July 7, 2007

Good River for begginers

South Fork of Peyette Riverは、かねてよりフライ初心者にうってつけという記事をTattered Flyで読んで知っていたのだが、一度もトライしたことがなかったので今日はこの夏うちの病院に医療物理士になる為のトレーニングに来ている大学院生のケリック君(フライフィッシングはド素人)を連れてやって来た。思っていたより近くて車で片道1時間半程度。とってもきれいで透き通っているが、そんなに冷たくない水。ウエイダーなしでのウエットウエイドにちょうどいい。ここに来た理由の一つとして、ケリックは何も道具を持っていないのでウエイダーなしでいけるのは都合がいいという理由もあった。大きめのアトラクター(エルクヘアカディスを大きくした様な奴)を付けてキャスティングの説明をしつつ試しに投げてみせると、一投目からもうヒット!魚は小さいがドライフライに果敢にヒットしてくる。ホントよくヒットしてくれるので、魚は小さくてもかなり楽しめるところだ。多分30〜40尾ぐらいあげたんじゃないかな?あまり釣れたんで数がわからなくなってしまった。この写真の様なサイズがほとんどだが、20センチオーバーもたまには釣れた。この日は5番の竿を使用したが、多分3番か4番ぐらいがちょうどいい感じ。
ド素人でもちゃんと釣れたぜ!彼も多分5〜6尾はあげたはず。Good job, Kerrik!

Thursday, July 5, 2007

Owyhee fishing after work

今週は水曜の夜からかみさんがシアトルの友達のところに遊びに行ってしまったので、うちの犬の世話の為に丸一日は家を空けられない以外は気兼ねなく釣りにいける。木曜の夜仕事が終わってから釣り支度をし、川に着いたのが午後7時ちょっとすぎ。一番釣りやすい時間を少し過ぎてしまった感じだが、なんとかやってみることにする。しかしこの晩は結局この1尾(16インチのブラウン)のみ。
使ったのはおなじみのPMD CDC イマージャー(ルネハロップのパターン)。で、時間が遅くなってくるといつもの様にライズが激しくなってくるのだが、こうなると何か水面直下の何かを食べているらしく、このフライが効かなくなってくる。いろいろドロッパー等試してみたがどれも食べてくれない。一度だけPMDパラスピナー(これもルネハロップパターン)でフッキングすることができたがバレてしまいました。この時間帯の魚が捕れる様になればいいんだけどなかなか難しいね。

Sunday, July 1, 2007

Owyhee, Evening, PMD

この前のイブニングに味をしめ、また同じポイントにやって来たが今日はちょっと早めの午後3時半到着。今日はKスケ君と二人の釣行だ。ピーカンの天気でティペット(6X)見切られまくりで前半は苦戦が続く。少し上流のリッフルの終わり辺りでアベレージサイズの一群がライズを続けていたが、結局これは上記の理由からか全く取れなかった。でも水面まで見に来てUターンしたフライがPMDラストチャンスクリップルとCDCカディスピューパ。しばらくして山陰が伸びて来たところでやっとコンスタントなライズが始まり、これを以前と同じくPMD CDC バイオットイマージャーでとる。写真は一尾めの15インチブラウン。このあとに同様なサイズをさらに2尾、割と立て続けに同じフライでランディング。PMDのダンが水面上に沢山出ており、ライズもあちらこちらで起こっている。まさに興奮の瞬間だ!
で、Kスケ君の様子を見に行ってみると、ちょっとプレゼンテーションに問題があるようだったので、それを直してあげるとたちまちこのナイスブラウン!さすが飲み込みが早いね〜 やっぱりドライフライの釣りが一番面白いねと言いあって明るいうちに帰路についたのであった。どうも暗くなるまで粘ってもライズは激しくなるが釣れなくなるのが前回のパターンだったので、今日はいいところでパッと切り上げた。