Saturday, October 7, 2006

シースポットウオーク

アイダホヒューメインソサエティー主催のファンドレイジングイベント、シースポットウオークに参加した。犬を釣れてみんなで散歩するだけのイベントなのだが、ボイジーではこれが毎年恒例となっており、年々規模が大きくなっていると聞く。別にただ自分の犬と一緒に歩いてもいいのだが、これに正式に登録するとすると参加料を払うことになる(確か一口20ドルくらい)。これがこの団体の資金源になるわけだ。
グレイハウンドもうちの二匹以外にちらほら。








この日ばかりはお犬様に道を譲らねばならぬぞ!

Friday, October 6, 2006

コッカニー サーモン

Tattered Flyにも載ってたが、コッカニー サーモンが産卵のため貯水池から上流の川に遡上している。マエストロによると、先週末SFOBの貯水池の上流で何百ものコッカニーを見たそうだ。彼によるとこれらの魚はもう産卵後のぼろぼろ状態になっているそうだ。この鮭は、ダム等で陸封されてしまったソックアイ サーモンで、海から戻って来たわけではない。だから普通のソックアイほど大きくはならない。しかし産卵期になると鮮やかな赤色になるのは海に戻ったものと一緒

州の規則を見てみたが、このセクションではコッカニーは一日6匹までもって帰っていいようなので、来年9月の中頃にはコッカニー狙いでSFOBに行き、何匹かハーベストしてみたい。小さいながらも鮭は鮭なので、食べても美味しいらしい。そう思いつつも毎年忘れて時機を逃してしまうのだが、、、

Thursday, October 5, 2006

フットヒルズ

仕事が終わってからケリー、ディーディー、ギフトと連れ立ってボイジーの山側(フットヒルズ)のハイキングトレイルへ。マウンテンバイカーがわんさかいた。





ボイジーはアメリカのマウンテンバイクキャピトル。今マウンテンバイクを物色中。ハードテイルにするか?フルサスペンションにするか?

Monday, October 2, 2006

ウズラの群れ

家の前庭にウズラの群れ登場!夕方6時頃にぞろぞろやって来てそのうち行ってしまった。

Sunday, October 1, 2006

シルバークリークの午後

秋の午後をシルバークリークで過ごそうと、久しぶりにアフリカン氏と昼過ぎにボイジーを出発。ここにはたまにしか行かないのだが、いつ行っても気持ちのいいところ。ついたらもう午後3時近かった。まずネイチャーコンサーバンシーのサインアップステーションに寄ってからサリバンスルーへ。一番西の端のいつも入るところに3人も入っているのが丘の上から見える。下に降りて彼らの前のトレールを通過中にそのうちの一人にヒット!結構いいサイズがかかったらしい。何を食ったかすかさず聞くと「キャリベタスイマージャー!」とのこと。で、ちょっと離れたところに入ったが、風が強くてちょっと釣りにくい。そのあと彼らが割とすぐ帰ってくれたので、すかさずそこに入る。ここはちょうど丘の陰になっていて風よけのようになっていて釣りやすい。そこにフェザントテールに白いクリップルウイングのついたようなサイズ16ぐらいのイマージャー風のフライを投げてみた。ライズがあったわけではなかったがこれにライズしてくれたのがこのレインボーで14インチの美形。

適当にスルーを切り上げて今度はラビングクリークとの合流点近くに赴く。ちらほらとライズあり。しかし何を食べているのやら。そのうち空中にブルーウイングオリーブの飛来あり。しかし水面上には何も無し。しばらくドライやCDCハックルスタッカーのようなBWOパターンを試してみたが無視されまくり。何か水面直下で食べているような気がしたのでBWOサイズのニンフを水面近くに漂わせるとこの16インチブラウンがテイクしてくれてラッキー!お腹に卵がありそうな感じに膨らんでいた。しかし後が続かず。その後たまたまドリフトの終わりに次のキャストの準備のためにラインをストリップインしていると同じフライにまた10インチ弱のブラウンが来てくれた。


しかしここの夕方は絶景である。なかなか絵になってますよ、アフリカン氏!

Saturday, September 30, 2006

アメリカ人の約束

アメリカに17年以上住んだが、いまだにわかっていてもあれっと思ってしまうことのひとつにアメリカ人の約束に対する概念がある。いろいろ友達を呼んで家でパーティーをしようと思い、一通り声をかけて頭数を確認し、食べ物はこれくらいあれば大丈夫という感じで用意したとしよう。今までの経験からすると、大体来るといった人の頭数の6割ぐらいの人しか実際来ないことがほとんどである(7割くれば上出来)。で、こなかったからといって電話をしてくれるわけでもない。これが日本人だけのパーティーだったら来るといった人はほとんど必ず来てくれる。やはりこれは文化の違いだなーと思わざるを得ない。で、来なかった人に後でどうしてこなかったのか聞いてみると、その日はパーティーに行く気分にになれなかったとか、買い物とかが忙しくてたまたまそのとき町の反対側まで言ってしまっていて、またそこまでドライブするのはちょっと億劫だったとか、日本人の感覚からしたらちょっと変な理由がまかり通ってしまう。これがやはりアメリカのビジネスのやり方が、契約や法律でがんじがらめにしてきっちり決めながらやっていくというスタイルの元になっているのだろう。そうしないと平気で口約束など忘れられてしまうか、都合が悪かったらやってくれないのだから。それともうひとつ。アメリカ人はよく約束を忘れてしまう。確かにそうでない人もいるが、平均的に忘れてしまう人が圧倒的に多い。というわけで、アメリカではリマインドといって約束は何回も何回も確認しないと忘れられてしまうか、リマインドがなかったからあれはなしになったと思っていたとか言われてしまう。こういうことを肝に銘じておかないと、アメリカでは思わぬ落とし穴にはまることがあるのでアメリカに住む日本人の皆さん、注意してくださいね!

Saturday, September 23, 2006

少林寺拳法デモンストレーションinボイジー

今度の土曜日、9月30日の午後2時から、Worldfestという市の催し物の一部として、少林寺拳法のデモンストレーションを20分間ぐらいの予定でやることになっている。場所はダウンタウンのThe Grove Plaza。この催し物自体は朝10時から午後の3時まで行われ、いろいろな国の民族舞踊等が行われるらしい。その他いろいろエスニック料理もトライできるらしい。良かったら見に来てください。入場は無料(のはず)。

Tuesday, September 19, 2006

キャッチ & リリース

今までいろいろと釣り上げた魚の写真等を載せてきたが、ほとんどの場合これらはまた放されている。確かにたまにもって帰ってきて料理して賞味するのも一つの楽しみ方だと思うが、海釣りならまだしも川での釣りの場合魚がいるところが限られていると思うし、そこに多くの釣り人が押しかけてきて釣り上げた魚を持って帰ってしまっては魚影が薄くなって魚を釣るということ自体が難しくなる。今は食べ物はすぐ手に入る時代。魚を特に家にもって帰らなくても食べ物には困らない。それならむしろ、ほとんどの場合魚は釣り上げた後また川に放して、自分も含めてみなが釣りを楽しめるような環境を保持したいと思う。

日本でフライフィッシングをしたことがないので日本の詳しい事情は知らないが、日本では釣りの規制の整備がはっきりなされていないところが多いようだ。こちらでは、各州の州政府内に猟や漁を管理する部門があり、レクリエーションとして魚を釣っていい期間が細かく決められている。それも魚の種類や川によって違うので、毎年それらを網羅した5ミリぐらいの厚みのパンフレットが各州ごとに発行される。これらの判断基準は、生物学者の調査による科学的データーに基づき、どのくらい持って帰られても資源としての魚のポピュレーションが減らないか?また自然増殖に適した環境を保持できるかといったことを元に決められている。というわけで魚を釣るにはその州のライセンスを買わなくてはてはならない。州政府の管理部門は、このライセンスの売り上げを大きな資金源として活動している。ちなみに私はアイダホ州とオレゴン州の両方の年間ライセンスを買ってある。これらの値段はその州に住んでいる人のほうが安く買えるようになっているのは当然だ(その州で所得税を納めているため)。ちなみに私はアイダホ州に住んでいるので、アイダホの居住者用年間ライセンスは26ドル弱、オレゴン州の非居住者用ライセンスは62ドル弱だった。

フライフィッシャーマンの間では、養殖して放流された魚を釣ることを喜ばない気風がある。なぜなら、そんなことをすればそれは体のいい釣堀になってしまい、真の意味で自然と遊ぶことにはならないからだ。川の水質やエコシステムが健全に保たれ、魚が自然繁殖できるような環境を保ちつつ、その中に生息する野生の鱒をを釣り上げてこそ、フライフィッシャーマンたちは本当に幸せな気分になれるのだ。

しかし、全ての釣り人がフライフィッシングをやるわけではないし、魚のポピューレションが減らない範囲でなら持ってかえっていいわけだから、フライで釣っても少しもって帰ったりもできる。また、ルアーやえさ釣りのような取っ付きやすい釣りをする人たちもこの制限を守れば良いわけだ。州政府の担当部門はこのへんも心得ていて、ある川のこのセクションは家族向けのキャンプをする人が多いので子供でもに簡単に釣れて、それを持って帰ってもいいように、その部分には積極的に養殖のニジマス等を放流し、その上流は自然繁殖の野生魚を保護するためにフライフィッシングのみでキャッチ&リリースのみというようにしてあるとかいうこともある。

ちなみに、さまざまな形態の釣りの方法の中で、フライフィッシングは最も魚をいためない釣りだという科学的データーが出ている。私も普通釣った後逃がしてしまうので、魚をいためないように針の返しは全部つぶしてある。これがアメリカのある河川ではフライフィッシングしか許されない所以である。

Sunday, September 10, 2006

まだまだバッタ

昨日土曜日のO川に引き続き、今日日曜日はサウスフォークのボイジー川へ。久々にマエストロとの釣行となった。ここもO川と同じく約1時間半で来れる。流量が最近600cfsに落ちて大分ウエイディングが楽になったのだが、まだまだドリフトボートで釣り下る人も多かった。ここはO川よりかなり標高が高いが、水温はこちらの方が高かった(華氏52度に対し58度)。







今日の昼間は未だ夏の日差しで、歩くとバッタがそこら中で跳ねる。










ホッパー(バッタ)パターン(写真、サイズ4ぐらいかな?)を使って魚がいそうなところを探って行く。あるところでアップストリームにこれをキャストすると、いきなりガボッという音とともにフライが消える。しかしこれは外れてしまった。気を取り直して少し上流でまたキャスト。すると何投目かでテイク!このテイクは魚が横になって口の端っこで食べるライズ。すかざずアワセるとほとんど冬のスティールヘッドのようなファイトのフィーリング。しかしティペットに2Xを使っていたのでぐんぐんプレッシャーをかけれた。


で、この綺麗な18インチのメス。ビューティー!

Saturday, September 9, 2006

みんな釣れた!

今日土曜日はフライ初体験の少林寺拳法拳士、Sさんと、Kスケ君の3人で午後からO川へ。結局釣り始めたのは2時近かった。今日は少し下流の方に入る。Sさんはフライ初体験でキャスティングの練習も全くしたことがないのでぶっつけ本番となる。三人で川に入り、Sさんにキャスティングを教え始めようとしたそのとき、Kスケ君のニンフにヒット!入って3分もたたないうちこの16インチブラウンを揚げた。







川の岸近くにはこのニンフが水面直下でくねくねしており、マホガニーダンらしきメイフライもハッチしていた(多分このニンフもマホガニー)。はじめはライズが無かったので皆ニンフでトライ。しかしニンフで揚げたのはKスケ君だけ。






その後、道路側のバンクぎりぎりで静かに静かにライズする魚が数尾現れて来た。とても渋いライズ。ライズのフォームからするとスピナーかな〜??アイリスカディスやマホガニーダンも試したが無視されたので、サイズ20、ハウスオブハロップのラスティパラスピナーを6Xに結ぶ。しかし今年のライズは本当岸ぎりぎりのものが多く、かなりキャスティングの技量が試される。何度かのトライの後、星飛雄馬の針の穴をも通すコントロールでフライがフィーディングレーンにやっと乗る。これは細い枝分かれの流芯のすぐ向こう側。何もしないとドラッグがかかるのですかさずメンディング。で、ぱくり!フッキング、ずしりと重い手応え。上がってびっくりの21インチ。なんか頭がとてもでかいメスだった。

S拳士もニンフで何も起こらなかったので、ドライフライに挑戦。私が単発ライズを見つけた石の前に働きアリを流し込んだが、沈んでしまった。しかし水中でこれを食ってくれてめでたくフライにてプラウントラウト初キャッチとなりました。おめでとうS拳士!









結局6時ごろ上がったがみんな仲良く1尾づつの釣果となりました。明日の日曜日はマエストロと流量の落ちたサウスフォークのボイジーリバーに行く予定。

Thursday, September 7, 2006

山火事の影響

ここのところ、ボイジーの空気がやけに霞んでいて山がよく見えないなと思ったら、これはどこかで起こっている山火事の影響らしい。この時期はボイジーも山の中も非常に乾燥しているので一度火がついたらすぐ広まってしまうらしい。インターネットにこのあたりの山火事の状況が出ていたが、ボイジーの北のそう遠くないあたりの多くの場所で山火事が発生している模様。ここでは空気が霞んでいるだけでなく、何かたき火の煙の薄まったような匂いが立ちこめている。今年は例年より山火事がひどいみたいだ。

Monday, September 4, 2006

レイバーデイの週末

あれっと思ったら今年ももうレイバーデイかー。前の月曜日を休んだので3連休のところをすり替えで土曜日はちょっと仕事。日曜日は家族(ケリーと2匹の犬)サービスでサウザンドスプリングスエリアにドライブ。スネイクリバーの河川敷まで崖になっているところから泉が吹き出すところ。このあたりには温泉もあるがお目当てのミラクルホットスプリングスは日曜日が休みなので残念ながら入れず。

この温泉があるブールという街は、「アメリカ鱒の都」という看板が目抜き通りにずらっと出ていた。このへんはニジマスの養殖が盛んなようだ。












次の日の日曜日はフライフィッシング初挑戦の寿司シェフ、Yさん、それにひょんなことから友達になったアメリカ人牧師のロンと連れ立って、お昼頃にO川詣で。この日は最近には珍しく摂氏34度ぐらいまで上がった暑い日に当たってしまった。上流から下流まで一通り見て回ったがライズは皆無。まず上流のダム近くに入ったが気温とは裏腹に水温は摂氏10度ぐらいとかなり低い。BWOのハッチがちらほら見られたが控えめにライズする魚が数尾いるだけ。BWOパターンを使ってみたがリフューズされまくり。働きアリも試したがだめ。で、去年まではよく効いたシギースペシャルでストリップというのをやってみたらトラウトでなくてこれが釣れました。これはクラッピーという魚で本当はダムの上に一杯いる魚なのだが、やはり春の洪水のときに流されて来てしまったのだろう。日本には「釣りはフナに始まりフナに終わる」という言葉があるが、アメリカではこれにあたる魚はクラッピーとかブルーギルらしい。で私もやっと始まったわけかな??

フライ初めてのY氏にはストライクインジケーターをつけたニンフ釣りを試してもらう。やはりフライキャスティングを全然やったこと無い人にはいきなりドライフライでフォールスキャストをしてうまくプレゼンテーションをすることを期待しても無理だと思ったのでロールキャストと、下流まで流れてラインがまっすぐになった時点でヨイショっとアップクロスにキャストすることを繰り返してもらう。写真はY氏の勇姿。
ロンは以前モンタナに住んでいいてフライの経験がかなりあり、ボイジーに10年以上住んでいると言っていたが、なぜかこの川に一度も釣りに来たことが無いと聞いてびっくり。何度かポイントを移動したがその時点で3人併せて釣果は私のクラッピーのみ。そして、6時半をすぎて前回私がいい思いをしたところにまた入る。で、以前と同じようなニンフ釣りで始めるが、この日はこのテクニックは不発に終わる。本当フライフィッシングというのは以前と全く同じ状況にあたるというのはほとんど皆無に近いですな。そこがまた面白いところなんだけれど。また向こう岸の方からだんだん日陰になって来て、そこにライズが始まる。これは前回と同じ展開。空中にはカディスも飛んでいるので、やはり前回あたったアイリスカディス登場。割とライズが散発的ながら、しつこくキャストするうちこれで19インチぐらいのブラウンをやっとゲット!ランディングしてからストマックポンプをしようとしているところでするりとネットから逃げられ、残念ながらこいつの写真は無し。でもとっても綺麗なでかいメスのブラウンちゃんでした。

Monday, August 28, 2006

エレンズバーグの小川

ケリーと私、それにディーディーとギフト(グレイハウンド)は昨晩エレンズバーグの街から16キロ西にあるゲストキャビン、4Wランチに宿泊。台所もついた快適なキャビンだった。今日は月曜日、休みを取ってすこしゆっくりし、お昼をエレンズバーグで食べて街をぶらぶらした後ボイジーまでの長距離運転を始める予定だ。シアトルからだと8時間だが、ここからなら6時間ぐらいだから大分楽。ここはとても静かで清潔。朝寝坊してすっかりリラックスできてしまった。昨日チェックインしたときに、オーナーが裏に小川が流れているからフライフィッシングできるヨと言っていたのを思い出し、自分でセージのVPSブランクから作った7フィート半の4番の竿を用意してケリーに1時間で帰ってくるからと言って朝10時ごろに裏庭に歩き出す。キャビンから川の流れの音は聞こえていた。


約200mほど歩くと小川に出た。かなり浅そうなのでプールを探して小さい魚をドライで狙うことにする。ここでティペットに結んだのは14番のローヤルウルフ。最近こういう渓流ではドライならこれかエルクヘアカディスを使うことが多い。



少しだけ上流に歩くと、ちょうどいい感じのプール発見。二股に分かれた流れがまた合流し、そこで速かった流れが急に淀んでいる。典型的な鱒のつき場といった感じ。まわりに茂みの多いこの小川も、ここはちょうどバックキャストできるようにオープンである。1投目から小さい魚がフライをヒット。ほとんど投げるたびに魚が釣れた。みんな小さかったけど、ここで連続6尾あげました。ここでは全部レインボー。


キャビンのオーナーの犬、ジェリーがずっとついて来て、興味深そうにまわりをうろうろ。釣れるとこんな感じで魚を見に来た。そのあとまた少し上流に歩き、小さな小さなプールをみつけた。




そこでこの綺麗なブルッキーを揚げる。このときは沈んだフライを少しトウィッチしたらとたんにヒットしてくれた。これが今回唯一のブルッキーだった。この後もう1尾レインボーを揚げて、結局30分ぐらいの間に8尾捕れて、魚は小さいながらドライフライアクションを楽しめた。

Sunday, August 27, 2006

マークとフロートトリップ

今回のシアトル行きのメインイベント、ワシントン州ヤキマ川のフロートトリップである。このガイドつきフロートトリップ、eBayのオークションで落としたのだが、普通のガイドつきトリップよりずいぶん安く手に入れてしまった。で、オークションを落とした後で気づいたのだが、ガイドはあのセージの2003年のカタログにフィーチャーされていたシアトルベースの日系アメリカ人ガイド、マーク•シマヅ氏なのだ(写真左)。会ってみると本人はとっても陽気なおじさんという感じ。カタログに出てた写真より若く見えたが、多分自分と同じ年ぐらいじゃないかな。待ち合わせが、シアトルから山を越えて1時間半ほど東に走った、エレンズバーグという街の高速の出口にあるレストランの駐車場に9時45分とのこと。クリスの家を8時に出て待ち合わせ場所に10分前ぐらいに着いた。しばらく待ったがそこにシマヅ氏らしきピックアップトラック+ドリフトボート登場。歩み寄って聞いてみるとやっぱりマークだった。
このトリップは1日で昼食つきの2人までのトリップ。マエストロが行けなくなったので急遽クリスが参加することに。クリスは全くのど素人でフライはまったくやったことがないが、そこはガイドつきトリップの強み、キャスティングのコーチはマークに任せ、こちらはとにかくボートから釣りまくるという作戦。しかし、初めての川でフロートトリップをやるのも初めてなので、興味津々で出発したのはいうまでもない。シアトルには何回も車で行っているが(片道8時間)、高速道路沿いにこのヤキマ川が流れており、いつも車から見て「ん〜、釣りたい!」とかねがね思っていた。しかし車からちらちら遠目に見たのと、実際に川に出てボートで下ってみるのとは印象が大違い。まず、流量がかなり多い。なんか夏のサウスフォークのボイジー川みたいな感じ。でも、川岸の感じがちょっと違うかな。この日はエレンズバーグから30分ぐらい上流に走ったところからボートで下り始めた。上流ならドライ、下流ならニンフ釣りになると言われたし、下流だと終わりが遅くなるいうことなのでワイナリー巡りをしているサラとケリーに後で落ち合わなくてはならない関係上あまり遅くまでは釣りできないので上流に行くことに決定。この上流のセクションも、後1週間もすれば貯水池の放水量が減らされて、ボートで下るのはきつくなるそうだ。

さて、川をドリフトボートで下り始めたがやはりウエーディングの釣りとかなり違う。キャスティングにあまり距離はいらない。ほんと、竿の長さの2倍から3倍ぐらいキャストすれば十分。それに一度ボートの進行方向(下流方向)にキャストすれば、ボートもフライと一緒に流されているので、かなりのドリフト時間が稼げる。はじめのうちは、写真のフォームホッパーと、ドロッパーにエルクヘアカディスのダブルドライで釣っていた。しばらくしてからはドロッパーは無しで釣った。この川には、10センチぐらいの鮭の稚魚、ニジマス、ウエストスロープカットスロートトラウトがいる。とにかく川を下りながら、マークはブッシュがきれたところでバンクぎりぎりにキャストするように指示する。しかし本当ボートで下るドライフライの釣りはフライから目が離せない。この日はずっとフライを見ていたので、ほとんども全くまわりの景色を見る暇がなかった。鮭の稚魚もたまにフライをくわえ、フッキングしたりもした。はじめのうちは合わせのタイミングがちょっと違うので、ヒットはあるがフッキングできないというのが続いた。O川やSFOBではあまり早アワセするとすっぽ抜けてしまうのだが、ここではヒット即合わせをしないとだめみたいだ。マークがしきりに早くアワセろとせき立てる。こちらは他の川の癖でちょっと待ってしまうものだから、大分マークもフラストレーションがたまったに違いない。でもしばらくしてこの早アワセができるようになって来て、それからは30センチくらいのニジマスやカットスロート(多分6対4ぐらいでニジマスが多い)が数えきれないほど釣れた(本当マジで何匹釣れたかわかんなくなった)。

クリスもフライで初の魚をゲット!キャスティングに苦労していたようだが、それでもボートからだと結構釣れていた。








これくらいのやつが数えきれないほど釣れた。ボートからだとフライが近いので魚がフライを見て来て一瞬じっと見てそのあとパクッとヒットしたり、ただ周りをぐるぐる回って行ってしまったり等のアクションが、全部見えた。1度だけ、深いリッフルのすぐ後の淵に達したところで、50センチぐらいの魚がフライを見に上がって来たが、ストライクには至らなかった。






マシンガンのように一日中連続でキャストし続けた感じ。右手の薬指の付け根にマメができ、それがむけていたのに気づいたのはボートのテイクアウト地点に着いて道具を片付け始めた時だった。





とにかく初めての体験だらけで面白かった。ありがとう、マーク!

Saturday, August 26, 2006

シアトルでソルトウオーターフライ初挑戦!

またシアトルに来てしまった。いつもの友達の家に泊まる。ケリーとグレイハウンド二匹を連れてまた山を越えてやってきました。こんな感じでいつもリラックさせていただいてます。


かねてより聞いていた降海型のカットスロートトラウトを釣りたいと思い、朝起きてサラが作ってくれたワッフルの朝ご飯の後、クリスとサラ、そしてケリーとまずダウンタウンにあるフライショップへ。


カウフマンズという結構大きいフライショップで情報とフライ収集。そろそろ産卵のために川を遡上してくると思っていたのだが、まだ少し時期が早いらしい。でそんなつもりは全然なかったのだが、川ではなく海で釣れと言われたのでソルト初挑戦となった。竿は普通の9フィートの5番しか持って来ていなかったので、それでやってみるしかない。適当にフライを仕入れてから、まず皆でパイクストリートマーケットへ。

土曜日なのでマーケットも大盛況!ここはいつ来ても楽しいね〜









海産物も新鮮で豊富なり。









とにかくいろいろなものがあっていつも活気があるね。








その午後にここリンカンパークに到着。しばしストリーマーを投げ、海岸沿いに移動してみたが、全くアタリなし。しかし海でストリーマーやるんだったら7番の竿持ってくれば良かった。それにラインホールダーもほしいところ。水の感じが淡水とぜんぜん違う。なんかぬるぬるする感じだ。結局しばらくやってあきらめたが、今度はもっと本格的にシーラン•カットスロート狙いに来ます。

Friday, August 25, 2006

ボイジーのカベラズ、ついにオープン

ボイジーのカベラズがついに今日オープン。昨日は招待客だけのオープン前セールに入れたので、ケイスケ君を連れて行ってきました。ミシガンにもカベラズがあったので行ったことがあったが、それに比べボイジーのはちょっと小さい感じ。でも、ボイジーのアウトドアストアの中では一番でかい。問題は駐車場の大きさ。昨日は招待客のみなのに、既に駐車場は満杯。少し離れたところに行かないと駐車できない状態。今日から一般公開だが、混みそうな時間を外して行かないと多分車はとめれないだろう。昨日は招待客とマスコミオンリーの日だったが、地元の新聞がウエプページに載せていたビデオのリンクあげときます。
フライショップはまあまあと言った感じ。これからちょくちょくチェックすれば色々掘り出し物等出てきそう。一応カベラズのウエブページを来る前にみてきて、小さい双眼鏡とサンダルを買おうと思って行ったのだが、サンダルはシーズンはずれのためか店頭には出ていなかった。小さい双眼鏡は8倍のものを$15ぐらいで買えた。しかし近所にあるREIの様に、カベラズもインターネットからカタログでオーダーできて店でピックアップできるというのをやってくれればいいのに。REIの場合こうすると送料を取られないし、欲しいものをすぐ見つけられて効率がいい。

Sunday, August 20, 2006

世間はなんと狭いんでしょう

このまちの州立大学には、こちらのどこの大学にもあるようにインターナショナルセンターというのがあって、こちらにやってくる留学生や外国人研究者の便宜を図っているのだが、そこからこの週末に日本人の新入生が来るが寮がまだ週末は開かないので一晩面倒を見てくれないかと頼まれた。それはお安い御用と引き受け、ケイスケ君という19歳の男の子に会って夕食をともにし,うちに一晩泊めてあげた。で、話していてびっくり、彼は日本のフライフィッシャーマンなら誰でも知っているあのプロフライフィッシャーマン、XX氏の息子なんだってさ!日本人留学生はよくカリフォルニアやニューヨークに行きたがるけど、彼は日本人が多すぎるところはいやだと思っていて、そういうところを避けたいと思っていたがどこに行っていいかわらなかったので、おとうさんに決めてもらったところ、「モンタナかアイダホに行きなさい!」ということでボイジーに来たらしい。いやー世間は狭いね!

Friday, August 18, 2006

ボイジーのカベラズは誕生日にオープン

ボイジーのカベラズが8月25日にオープンするという噂を聞いた。ウッソーと思っていたが本当だった。この日は私の誕生日なのだ。

ところで今日木曜日の夕方久しぶりにO川に行って来た。着いたのは5時ぐらいで、下流から上流一通り見て回ったがライズ皆無。太陽がさんさんと降り注ぐ中、水は未だに大分濁っていた。水温は摂氏14.5度で今のヘンリーズフォークより冷たい(あそこは20度近かったような気がする)。なんとびっくり1尾目はスモールマウスバスだった。ここでスモールマウス釣ったのは初めてだ。洪水のとき上流から流されて来たのだろう。

その後ニンフ(カディスラーバ)で17インチブラウンを2尾、ストライクインジケーターをつけた仕掛けでゲット。夕方山の陰が川面に落ちるような場所をわざと選んで入ったのだが、案の定その辺りからライズが始まった。8時ぐらいからライズが本格化し、ドライに切り替えた。ライズのフォームはゆっくりと静かに水面直下の何かを食べている模様。たまには真上を向いて三角形に口を出してにぱくりと何かを飲み込んでいるが、このフォ-ムだとイマージャーかスビナーかなと思い、メイフライ系のスピナー、イマージャーを試したが効かなかった。ここまでわかるのに大分時間がかかったがこのライズフォームで、カディスのピューパを食べていることがあるとジミーのプログに書いてあったのを読んだことがあったので、最後に自分で巻いたアイリス カディスをつけると立て続けに2尾ランディング(16インチと17インチのブラウン)。この川にカディスがいるのは知っているが、この日は特にそれが飛び回っていたというわけでもないので結構このアタリフライにたどり着くまでのなぞなぞは難しかったね。メイフライ系を食べている場合、大体の形とサイズが合っていれば食べてくれることもあるが、カディスのピューパを主に食べている場合はメイフライと形がぜんぜん違うのでそんな時メイフライ系のフライを試しても全然駄目ですな。しかしヘンリーズフォークに比べ、なんとらくちんに魚が釣れてしまうことか。

今回のヘンリーズフォーク行きのときに、モンタナのウエストイエローストーンにあるブルーリボンフライズにも行って来て、アイリス カディスのオリジナルパターンも買って来た。ジミーの巻いたの(写真で見た限り)とまたちょっと違った感じ。ウイングがジーロンのループなのだが、そのループがオリジナルは水平についている。私が巻いたのもこれらとはまたちょっと違うのだが、あまり細かいところにこだわらなくてもそれでつれるようだ。